仮説を立てる力の重要性について考えてみる
全ての事象はやってみるまでは
どうなるかはわからない
確度が高いことであるが
実際はどうなるかなんてものは
実のところやってみるまではわからないのである
ボールを蹴れば
そのボールは蹴った方向に飛んでいく
しかし例外はある
もしかしたらそのボールは地面にくっついているかもしれない
ボールが蹴った方向に飛んでいくというのは
確度の高い仮説に過ぎないのだ
すべての行う前の事象を仮説だとすると
仮説の確度をあげていくことが求められる
あらゆる職業でこの能力が必要とされている
ボールを蹴った時に決まった場所に落とせる確度の高い仮説があれば
サッカーのプロ選手になれるだろう
ただし、その仮説は自分にだけ確度の高いものかもしれないという点に注意しなければならない
フォームを真似して蹴ったとしても
同じようにボールを扱えるのであれば
だれでもサッカー選手になれるだろう
一つ注意してほしいことがある
仮説はあくまでも仮説ということだ
仮説は実行して初めて意味を持つ
仮説は検証して初めて仮説としてなりたつのだ
ビジネスの世界の古典と成り果てている
PDCAという言葉も仮説検証のフローとして
有効性はまだ維持しているだろう
PDCAを知らない読者のために説明しておくと
Plan Do Check Actionの略であり
仮説検証フローに当てはめるなら
Plan : 仮説を立てる
Do : 実行する
Check : 検証する
Action : 仮説を修正して実行する
なんて完璧なフローだろう!
わたしはPDCA信者である
全ての事象はPCDAサイクルを回すことで
どんなことでもよりよくしていくことができる
このフローの欠点としては
PDCAを連続的に繰り返していると
一回一回の変化量が少なくなりがちという点にある
そんな時はPlanの段階で注意すればいい
PDCAサイクルを回し続けていると
Planが固定化してくる可能性があるということ
常に念頭に置いておく必要がある
時には大きな変化も必要なのだ
ここの証明には遺伝にある
遺伝には大きく
交配と突然変異がある
人間が突然ライオンになったりしないように
生き物の変化というのは連続的である
しかし、時には突然変異と呼ばれる
段差のある変化が起きる
これがなけばキリンの祖先は
量の少ない低位置に生えている草しかたべれず
絶滅していたことだろう
これはビジネスの世界でも言えることだ
有名な例でいうと
フィルムカメラとデジタルカメラだ
両者は同じカメラであるが
突然変異的にデジタルカメラが登場した
そして、フィルムカメラは一部の趣味の人のために作られる
絶滅危惧種となったのだ
PDCAをただを回すのは
フィルムカメラの性能を向上させていくような者であり
いくら向上させたところで
デジタルカメラには勝てなかった
PDCAには突然変異を引き起こす必要があるということを念頭に置いてほしい
ただの継続的な変化だけでは
時に多大なるダメージを追うことがあるのだ
安定している時こそ気をつける
話がだいぶ脱線したが
これらもすべては仮説である
実行するのは読者の方々したいだ
あなただけの仮説を手に入れて
仮説力の達人として
一緒に生きていこう